Sanjützの手書き認識技術についてご紹介します。
Sanjützでは、ユーザーが手書きしている文字の軌跡の方向を逐次を分析し記録していきます(上図の “7,0,1,2,4,5,1,2”)。この方向を表す数字の連続性により、軌跡がどの向きに回っているのか、直進しているのか、どこで方向を変えたかが分かります。
この数字とともに、連続性が途切れるところを変化点として記録します。この分析はユーザーが手書きしているバックグラウンドでおこなわれます。
ユーザーが1文字書き終えると、Sanjützは文字認識の前段階として、軌跡の分析結果と合わせ、軌跡全体の大きさ、開始位置、終了位置といった情報をパッキングします。
さらに、情報の冗長な部分を取り除き、最後に辞書参照のためにハッシュ化します。
ハッシュ化された情報を元に辞書を参照します。Sanjützは約6万個の軌跡の辞書を持っており、様々な書き順や字形や手ブレなどにも対応できるようにしています。
Sanjützではディープラーニングに代表される機械学習を利用していない。その理由は
AppleWatch も WatchOSも進化していくので、今後の SanjützのアップデートではCoreML含め新しい技術を取り入れていきたい。