Kicloboの脱進機をどの方式にするか調査検討している。振り子時計にするのであれば、一般的にはデッドビート脱進機にするのだろうが、ふたつ懸念がある。
ひとつは設計精度の懸念。ガンギ車を受け止めるロック面や、ガンギ車に押されるインパクト面の角度は精度が必要であり、製造性や瓶の中での組み立て精度に関わってくる。
もう一つは、ロック面やインパクト面の摩耗の懸念。ガンギ車と一定圧力で接触するため、高級な時計では人工宝石などが使われる場所。もちろん製造コストから採用できないため、できるだけ摩耗の少ない脱進機がないか検討している。
今のところ候補に考えているのは下記のもの
いずれの脱進機も、実現できれば見ていて面白いものとなるので、検討続けていく。
どの脱進機が現実性があるか、3Dプリンタで試作したいが、その前段階として LEGOによる試作を試みた。LEGOの組み立て精度で、脱進機としての用件が満たせるか見てみたい。そこで、世の中の達人たちの作品を参考に組み立てに挑戦したが、私のビルディング力では未だ稼働できていない。