パズルのアイデアは、どれも正解の形に意味があり、そこへの手順も決まってくる。
いま検討中のパズルは、名付けるならば「昼と夜」や「月と太陽」のような裏表のある絵が、いくつかのピースに別れており、ある法則でバラバラに裏返しながら、一方の絵から他方の絵に全て変えていくもの。
アイデアは早くにまとまり、プログラムも作成できたが、正解に至る手順が導けなかった。組み合わせが多く、正しい組み合わせがあるかも分からない。
解けないものを採用する訳にはいかないので、解くためのロジックを検討し、Unity上でC#プログラムを実行して総当たりで検証した。その結果、2つの正解の組み合わせが見つかり、ゲーム内で確認すると確かに解ける。これで無事パズルを採用できることとなった。
手作業で正解の組み合わせを探っていたとき、「あと1ピースなのに!」というときがあった。これは、特定のピースのみ残して他を全て裏返す、という別の遊び方が可能ということである。
そこで上記のプログラムを少し変更して、特定のピースのみ残す解法があるか検証してみた。
その結果、全15ピースの内、解法があるものが11ピース、解法が無いものが4ピースという結果となった。解法があるもは全て2通りの解法がある。また解法の手数では、最小が4回、最大が11回の裏返しが必要であった。